実家の猫「モエ」がその生涯を終えようとしている。
餌を食べなくなってもう2週間以上になる。
部屋の片隅でじっと動こうとしない
血液検査の結果、腎臓機能がもう殆ど働いてないらしい
脱水症状を緩和するために点滴ぐらいしかやる事がない
体温も低くなって来てるので
もって1週間かなというのが獣医の診断。
モエは実家の犬猫では最後の生き残りである
一時実家はは犬3匹、猫に至っては十数匹も居て
近所から猫屋敷と呼ばれるほどであった。
モエは子猫の時に迷い込んできた野良猫だが
時々四股のけいれんを起こす先天性の疾患があったし
大人になっても発情しなかったり、高い所からスマートに着地出来ない
など普通の猫ではありえない様な障害もあったので
長生きは出来ないだろうね・・というのが家族の見解だった。
そんなモエも23歳、人間なら105歳
りっぱなもんである
猫としてはかなりの長命だ
ただそうは言っても日に日に弱っていくのを見ているのは辛い
毎晩一緒に寝ていた親父は尚更たまらないであろう
この1年あまりで妻、愛犬、愛猫と続けて失おうとしてるのだ
気落ちしてどうにかなってしまわないかとむしろそっちが心配
「別れ」は動物を飼っている以上、避けられない宿命
いつか必ずその時は来る
その覚悟なくしてペットを飼ってはいけない
ただ可愛いだけでペットを飼ってはいけない
1度飼えば家族同然、生活も制限される
自由に旅行に行く事も出来ないのだ
具合が悪くなって医者に診せても保険は利かない
1ヶ月も通院したら何十万も掛かる
夏場仕事にいく時は冷房をかけていく
そんな状態が10年、20年、へたすりゃ30年続く
ペットを飼うってのはけっこう大変なのだ。
でもね、それ以上の安らぎは返してくれるんだよね。
posted by Baian at 23:27|
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