2年くらい前、メーカーさんからサンプルで戴いたパッドタイプのスケッチブック。
ファブリアーノ社の「Studio Watercolor」の細目(Hot Press)12枚綴り
細目は自分では買わないのですが、せっかくなので試し描き。
モチーフは先日近所の公園を散歩中に見つけた植物。
写真を撮ったのですが名前が分からず、Googleで画像検索したら
「ムラサキシキブ」と出ました。
仲間に「コムラサキ」「ヤブムラサキ」などがあるみたいだけど、そのうちのどれかだと思います。
それと杉ぼっくりを併せて描いてみました。
背景は池でしたが入れてません。
あの〜、結論から申し上げますと自分には全くコントロールが出来ない紙でした。
細目というのもあるんですが、ウォッシュが紙の表面にいつまでも漂っている感じです。
溜め塗りをするとそこだけ残り、乾くとエッジが出てしまう。
逆に言うとカリフラワー状のバックランなどは出来やすいです。
そんな偶然の滲みを活かした描き方には向いてるのではないでしょうか。
どちらかと言うと自分は段階的に色を重ねていく描き方をするので、やはりこういう紙は難しい。
素早く重ねないと前に塗った色が溶け出して色が濁ってしまう。
ファーストウォッシュの発色がとてもキレイなだけに濁すとガッカリしてしまいますね。
コットン25%配合なので、もうちょっと絵具の食い付きがあればな〜..。
反面、リフト(色抜き)は簡単に白く抜けます。
もちろん、紙の好み・相性は人それぞれなので僕には向かないという事です。
ちなみにファブリアーノ社の製品ではアルティスティコ(コットン100%)とFabriano5(コットン50%)はとても好きな紙です。
posted by Baian at 16:22|
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