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2023年05月25日

耐光性

今月はやはり田んぼの作品ばかりになってしまった。
この時期じゃないと水への反映は見ることが出来ないので仕方ありません。


畔の手入れをする農夫。もう直ぐ手前の田植えが始まるのだろう

〈稲待つ水田〉
那珂市
Match Basic Color / Waterford White C.P 37.0×26.5cm
稲待つ水田.JPG


マッチ透明水彩絵の具(Basic Color)で4枚描いた。分かったのはどんなメーカーの絵の具を使ってもいつもの自分の絵になってしまうという事だろうか。
自分が画面におきたい色味に混色していくので、結果そうなってしまう。

マッチは発色、絵の具の伸びが良く、混色を繰り返しても濁りにくい。暗い色を混ぜれば彩度もきちんと落とせる。
使い勝手に問題は感じないが、マゼンタの退色が著しいとの実験結果をとあるサイトで見付けてしまった。
それ以外の色は大丈夫だと思いますが..。
カドミウムやコバルトなど使用せず環境に優しい顔料、人体に安全な絵の具作りがモットーのブランドなので堅牢度は高価な他社の絵具と比べるのは酷かもしれません。
そもそも染料系や蛍光色などのカラーは耐光性は低い傾向にあるので要注意です。

少し前までは外の野立て看板とかみると赤い色が抜けているのをよく見掛けましたね。とにかく赤いペイントは色抜けが顕著だった。最近はカッティングシートで看板を作る事が多いので以前ほどではないですが...。

趣味で描いている分には問題はないのですが、原画の販売や長期保存したいのであれば話は別です。日の当たる場所や蛍光灯に長時間晒される部屋に絵を飾ってもらって色抜けしてしまったら大変なことになります。
もちろん販売する作品にはUVカットのスプレーを施したり、UVカットのアクリルを使ったりの配慮は必要だと思いますが、厳しい耐光テストをクリアーした絵の具を使った方がいいに越したことはありませんね。
ホルベインとかはチューブに「*」の耐光性マークが1〜4個表示されています。
これを機に自分でも色々とテストしてみようかと思います。
posted by Baian at 19:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 水彩

2023年05月16日

昔からの用水路

子供の頃から何気なく見ていた用水路。
いや、子供の時は普通の小川だと思っていたのです。
今のひたちなか市が勝田市だった頃、親に連れられてメダカやオタマジャクシを捕ったり放したりしにきたところ。
田植えの時期は枝川から水戸の田谷町、下国井の方へ今もロケハンするのだが、ここは水戸藩が作った用水路のひとつ。
小場江堰(おばえぜき)
取水口は大宮町の三美
電柱が無ければ当時とさほど違わない景観なのだろうか。

荒目のアルシュ紙にマッチ透明水彩絵具で描きました。

〈初夏の小場江堰〉
Mito City Ibaraki Japan
Match Basic Color/ Arches Rough 27.0×37.0cm
初夏の小場江堰.JPG

元ネタはこちら
露出の濃いのと明るいのを撮っておいて適度に調整。
フェンスは木杭に替えて描いちゃいました。
DSCF8162s.jpg

DSCF8163s.jpg
posted by Baian at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 水彩

2023年05月14日

色味の変化

今月は田んぼの絵で終わりそうな予感 (^^;
これもマッチ透明水彩絵具で描きました。
元ネタよりも夕陽が紅い方がドラマチックな気がしたので
色味を変えてみました。
あぜ道も追加しています。
ま、その辺は絵づくりなので..。

〈午後六時の下国井〉
Mito City Ibaraki Japan
Match Basic Color/ Arches Rough 36.5×26.5cm

午後六時の下国井.JPG

こちら元ネタ
作品の方は紅い感じにしてみました♪
DSCF8176s.jpg
posted by Baian at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 水彩

2023年05月13日

マッチ透明水彩絵具

数日前のニュースでスーダンの内戦の影響でアラビアガムの供給が難しくなってると聞いた。アラビアガムをバインダーとしてる透明水彩絵具が値上がりしないか心配(-_-;) 
そんな訳で20年前に大量にボトルで買ったまま、たま〜にしか使わないマッチ透明水彩絵具で描いてみた。
顔料が超微粒子なので混色しても彩度が落ちにくく鮮やかな発色が特徴の絵具。
粒状化させたい時とか困るけどそれ以外は問題ない感じ。
正直一生かかっても使いきれない分量だ。
ただ、長く使ってないとアラビアガムと顔料が分離する傾向がある。
その時は撹拌してやれば問題なく使える。
高い絵具を買わされ続けるならこれに慣れてしまった方が良いのではと思う時も(;´∀`)
いざという時のためにしばらくこの絵具で描いてみよう♪

〈水郡線と水田〉
那珂市 後台
マッチ透明水彩/ウォーターフォード ホワイト中目 30.0×39.5cm
水郡線と水田.JPG

こちらがマッチ透明水彩絵具のラインアップ!
私はほとんどベイシックカラーしか使いませんが..。

上:マッチ・レインボーカラー
  (ややマットな色合いが特徴の絵の具)
中:マッチ・ブライトカラー
  (ベイシックに比べるとチューブがやや大きく、彩度は若干落ちますが中間色を多く取り揃えてある)
下:マッチ・ベイシックカラー
  (色の元である顔料の含有率が最も高く、一般の絵の具に比べて約3倍も含まれている)

詳しくはこちらで 右矢印1 MATCH
match1.jpg

こちらベイシックカラー大容量120mlのボトル
中間色は自分で配合して容器に保存してます♪
match2.jpg

マッチの19色仕切りのパレット。ABS樹脂製で絵具を弾かない
プラスチックタイプではこれに勝るパレットは無いと思う。
W&N用に同じものを買ってしまったくらい使い勝手が良い
match3.jpg
posted by Baian at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 画材

2023年05月08日

本日の過去作

Facebookをやってる人は知っていると思いますが、
数年前に投稿した同日の記事が「思い出」として表示されることがあります。
11年前の今日の投稿がこの作品だった様です。
東海村にある白方公園の池を描いたもの。
そんなに月日が経ってしまったのかと愕然としますが、その一方で日々衰えを感じる自分の顔や体調に納得するのでした。

この作品は私の水彩技法書の表紙にもなりました。
どんな風に描いたかは当時の記事に大まかに描いてあります。

〈緑映えて〉
アルシュ Cold Press 39.5×29.0cm
緑映えて_白方公園.JPG


posted by Baian at 15:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 水彩

2023年05月06日

田植え始まりました♪

GWも終盤!
水田にも水が入ってぼちぼち田植えも始まった模様。
早苗のうちにどれだけロケハン出来るかな?

こちらは水戸市と那珂市の境あたり
水戸なら田谷町、那珂なら西木倉の辺り
そして今日は”立夏”
暦の上では夏になりました。

アルシュの荒目、中判紙の半分のサイズ
ちょっと水張りをミスってぼこぼこになってしまいました。
古いテープはのりが劣化してダメですね(-_-;)

〈立夏の西木倉〉
アルシュ荒目 54.2×36.5cm
立夏の西木倉.JPG

posted by Baian at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 水彩

2023年05月01日

田植え前

GW真っ最中、田んぼに水が入りだした!
と、言いたいところでしたが・・
一昨日、近くの田んぼを見に行ったらまだ水を張っていませんでした。
ま、この連休中にもう一度見に行くとしましょう。

こちらは昨年の写真から描きました。

〈田植え前の下菅谷〉
アルシュ ブライトホワイト荒目 27.5×37.5cm

田植え前の下菅谷.JPG
posted by Baian at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 水彩